ペット似顔絵屋さんの真面目なお話

こんにちは。

 

今日はそのうち書こうと思っていたお話し。

テーマは著作権について。

 

 

著作権(コピーライト)についての真面目なお話。

聞きなれないかたでも一度はきいたことあるんじゃないでしょうか。

 

「著作権」という言葉。

 

絵・歌・文章など知的財産権にかんする権利のことです。(その他も)

 

簡単にいったら、この人が作ったものを無断でぱくっちゃいけないよん。

という権利で、何かを作った人全員に平等にある権利です。

名前やサインと日付などをいれるのが一般的で、作者の死後50年だったかな?は権利は守られます。

 

私の作品にも必ず絵に関しては、右下もしくは絵の一部に入れるようにしています。

作者の証明みたいなもんですね。

 

たま~に、いうならば50人に一人くらいの割合で、

「お姉さんのサイン入れないでください。」

という方がいます。

 

私は、「それはできません。」とお断りするようにしています。

「それでも入れないで!!」

という方には制作をお断りさせていただきます。

 

ご立腹で帰るお客様もしばしば。

 

さて、なぜなのか。

悪い見方をすれば、このお客さんは作品デザインを盗用する気なのか?

悪用するためにいってるのか?

 

たぶん違います。こういう方に共通して言えるのは

正解は「なんとなくいらないから。」

くらいの悪気はない発言なんですね。

 

もちろん企業相手のデザインのお仕事なら、サインを入れられない場合もあります。

そのかわり、そのデザインの権利ごと企業さんに売り渡しているということになるんです。

(制作代金+ライセンス代金をいただいて納得の上での制作です。)

 

しかし一般の個人のお客様のほとんどは純粋におうちに飾りたい。

個人で楽しむ目的のかたです。デザインの権利まで欲しがるひとはあんまりいないはず。(笑)

 

なので、作家は、絵本体の所有権のみをを代金と引き換えにお客様にお売りしているわけです。

そのかわり無断でデザインの転用などをして販売しないでね。その場合はまたライセンスも買ってね。

というお約束のあかしが、

作者のサインなんでしょうね。(正式な説明ではなく、私なりに解釈している内容ですので足りない部分があるのはお許しください。また、気になる方は調べてみてね。)

 

作家は、お客様を信じるしかないんですね。

また、ほとんどの方はそういう意味でもわたくしの作品を大事にしてくれていますが。

 

なんとなくわかってもらえますかね。

 

なじみがなかったり、詳しくないほうが一般的なので、

本当は、聞いてくるお客様には上記をきちんと説明するべきなんでしょうが、

たいていのお客様は、説明する前の時点で怒って帰ります。

 

そしてかなり前に、お上品な奥様が、とある売場で私にこう言いました。

「私も絵をやっているのよ~。」

 

私「そうなんですか。楽しいですよね。」

 

みたいな会話です。ここまではなにも問題ないです。

「私は、お教室の先生をしているの。生徒さんもってね。あなたはやらないの?」

 

私「私は教えるよりまだ自分で制作してたいんで。」

 

まあ、ここまででも大した問題はないです。

「あのさ、作品集みせてくれる?私いま、自宅のテーブルにペイントしてるのよ。」

 

・・・????

「デザインの原案みせてよ。テーブルに書きたいから。」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

これはNGでしょう。

つまりは私のデザインパクリたいから見せろ!!といってるようなもんです。

こおいう人は生徒さんが頑張って考えたオリジナルのデザインを平気で盗んで、なにも思わないタイプなんだろうな。先生がデザインを教えるはOK(業務の一環)先生が他人のデザイン盗んだら盗作でしょうが。

というより、私はこの人となんのかかわりもないよ。

 

私「あいにくデザイン集は持ち歩いていません。」

 

 

そういってお帰りいただきました。

 

「あっそ。」

と言い残して帰りました。

 

本当は、制作する立場なら自分の言っていることわかりなさい。とおこってやりたかったですが、

たぶん理解ができないんだろうな。 どう見ても当時の私の2倍は生きてそうな人です。

 

同じ価値観では決してない人にはきっと伝わりません。 悔しいけど。

そして私が、伝える筋合もないわね。とあきらめるしかないんです。

 

このくらいうすらとしか認識されていない権利ですが、作家たちにとっては大きな問題です。

 

だって、大げさにいえば私が描いた作品をそのままコンテストに出して(名義を変えて)なにか商用に使われる可能性もかなり高いんです。

そうなったときに

「私が制作した作品です。」という証明になるんですね。

作家は自分自身の身は自分で守るしかないんです。(まあ、みんなそうだけど)

 

かたや、

「MAYAさんにかいてもらったうちの子のイラストを自分の携帯の待ち受けにしてもいい?」

とわざわざ聞いてくれるお客様もいます(笑)

 

もちろんいいです。毎日眺めてもらえるなんて幸せです。 そしてこんなことまで気にしてくれるなんて、なんていい人だ。

そして大事に考えてくれてるなって思うとうれしいです。

 

こんな風にひとの考えかたは、ピンキリってやつですね。

 

ちなみに、私のサイン。

MAYACRAFT©と書いてあるかアゲハ蝶のマークでMAYAという文字を模様にしたサインか、まや。と書いたハンコを押しているものかになりますが、現在はアゲハ蝶のマークに統一しています。

 

知っていましたか?

 

力説してるわりに、たまあ~にサインを書き忘れて

「おねーさん、サイン忘れてるよ。」とお客様に突っ込まれるどうしようもない私です。

 

では今日はこれまで。

 

 

 

 

 

 

 

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