「うちの子が就職しないでフリーランスになりたいというんだけど、どう思う?」
とうとうそんな相談をされるようなお年頃になってまいりました。笑
めっちゃ、お子さんの気持ちもわかるし、私自身もお母さんなのでお母さんの気持ちもわかります。
でも、まあ結論から言うと
「とりあえず副業OKのところで就職かパートでもしながらフリーランスを目指すというのはどうか?」
とアドバイスをさせていただくようになりました。
つまりは兼業がベストだと思うんです。
私、2009年からハンドメイドやアート作家の活動を始めて現在16年目です。
それまではアパレル業界でずっと働いており、アートとは無縁の生活でした。
途中、妊娠&出産期間などもあり休み休みではありますが、細々と続けています。
本業でアート作家1本で活動している時期もありました。
そして実は今、兼業です。
いや、元々アートの仕事が少ない時は、WEBライターの案件を取って稼いでみたりとまあ、色々やっているのではありますが。
無理に何かに絞らなくてもいいと思うんです。
だって夢もあるけれど、生活もあるでしょう?
私が本業が作家1本だったのを考え直し、
本格的に、どこかにお勤めをせねばならない!となったのは
シンママになって保育園が決まらない!
どうにかせねばならない!
という状況に追い込まれた時でした。
基本的に私は猪突猛進タイプなので、常に「背水の陣」
自分を追い込まないと気が済まないタイプだったので、作家活動をするとなったら、
他でお仕事なんてしてられない。
本当の私は作家であるべきだ。とばかりに思い込んでいました。
(そういう自分が好きだったんですね)
でも。
そうもいかない状況になれば、次の手を考えなくちゃいけない。
子どもを育てるためにできる道筋を立てなくてはいけない。
そう思い、本業1本にだんだんこだわらないようになりました。
むしろこだわっていられないことに気がつきました。
それでも何個も仕事を掛け持ちしながら寝る時間を惜しみ、制作だけはなんとか続けて、頑張った。
上の子が小学校に入るくらいの時期には、またアート活動とWEBのお仕事で、
またもやフリーランス1本でやっていけそうだ。
やったぜ。私。
となったタイミングでちゃっかりまた再婚。
そして妊娠&出産。
はいやり直し。(笑)
保活もですが、落ちた売上を立て直すにはかなりの労力がいる。
子どもがいたら、今まで収入の柱だったデパート出店もできない。
(一人で出店していたので、早朝から深夜になるまで家を離れるなんてもう論外)
そしてコロナ期間も重なり、家に子どもたちがずっといる。笑
WEBでどうにかしようと踏ん張っても、
自分の時間(仕事をする時間が取れない)
つまりは収入がない=保育園も継続できなくなる
そうなるわけです。
これがまた皮肉なことにお勤めにさえ出てれば、悩まなくていい話。
時間のなさにイライラして、子どもを産んだことを後悔したこともなんでもあります。
そして考えた。
仕事の時間がほしい!でイライラするのやめたい。
もういいや、少し子どもと離れて仕事のことしか考えなくていい時間がほしい。
もちろん金銭的安定もほしい。
(私バツイチですから、今後また何かあった時も怖いしね)
母親が夢を追ってばかりで子どもに苦労させてしまう。みたいなのは嫌ですし。
と言うことで悩んでいたら、タイミング良く神の手が。
息子の知人の紹介で、この手先の器用さや、絵の能力が活かせるパートを紹介していただき週に何回か短時間働くようになりました。
子ども関係のお仕事です。
(これはかなり奇跡)
そしてこの仕事が大好きになり、なんだかんだで今年で4年目。
多分何もなければ、そこそこにこの先も続けることでしょう。
ここで言いたいのは兼業になったメリットはかなり大きいんです。と言うこと
- 子どもを邪険にせずに仕事に集中できる時間が確保できた
- 金銭的に安定収入が得られている安心感
- 家で好きなことだけして遊んでいると思われていたため周囲からの雑用を押し付けられていたのが減った(断れるようになった)
- 年齢的に今後できる仕事は減るけれど、その前になんとか仕事を見つけられた
- 仕事で得た知識やアイデアを子育てに活かせるようになった
- 子どもたちにおおらかになれた
とまあ、こんな感じです。
つまりは、
いくつになってもどんな状況になっても好きなことを始めていいし、挑戦してみていいと思うんです。
〇〇しちゃだめとか、しなくちゃいけないとか、考えてしまうことも多いですが、
〇〇もしていいし、考え方ややり方をその時の状況に合わせて工夫さえすればいいんだよ。
と思います。
子ども産んじゃったから私は〇〇してる場合じゃないのかも。
我慢するのが正解なんだ。
そんなふうに過去は自分自身を追い詰めていましたが、過去に戻れるのなら当時の私に伝えてあげたいな〜なんて思います。
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